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香港現地での生活情報

Posted 5年弱前 by

JAC Recruitment Hong Kong - Living in Hong Kong Report

求人動向

香港特別行政区、通称香港は、中華人民共和国の南部にある特別行政区です。

ロンドン及びニューヨークに次いで、世界第3位の国際金融センターに格付けされ、世界都市としてその重要性を増しています。規制が少なく自由経済を特徴とすることから、中国本土へのパイプ役として、またアジア事業の拠点として多くの日系企業が進出しています。

また香港は世界でも人口密度の高い地域の一つであり、人材も豊富なため海外からの人材には専門的な役割を期待されることが多くなっています。

 

日本人向け求人の多くは下記となっております。

 

業種:金融、電子部品、商社、IT、物流、飲食店業界

職種:マネージャークラス、カスタマーサービス、営業、営業サポート、事務、総務、通訳

 

日本人には日系顧客との窓口としての役割を求められることが多く、日本のビジネス習慣に精通しており、日本的な対応に慣れていることは必須です。また一般的な業務は香港にも人材が豊富なので、海外からの人材には専門的なスキル、知識、経験が求められ、管理職としての役割を期待されることも多いです。

 

求められる経験・語学力・人物像

 

・実務経験

製造、貿易、物流、IT関連については、特に営業経験者に対する需要が高いです。ポジションによっては出張も多く、新規開拓や提案営業の経験が有利になります。金融、コンサルティング、IT関連では、専門知識をお持ちの方や、カスタマーサービス経験者や、資格が求められることが多いです。

香港で必要とされている人材は、「スペシャリティがあり即戦力になる人」です。大半の香港人が広東語に加え、+北京語+英語が話すことができ、場合によっては日本語もできる方も多いので、日本人にしか出来ない専門的な仕事ができないと厳しくなっております。そのため、実務経験3年以上ある人材が求められており、新卒からいきなり香港で就職するのは非常に難しくなっております。

 

・語学力

基本的に英語ができることが求められます。業務上、話す必要性はなくとも、文書はほとんど英文となるため読解力は必要とされます。また、中国返還以降は香港でも北京語のニーズが高まり、特に製造業の営業職などは中国への出張も多いため、北京語力を問われることもあります。また、語学力を補うコミュニケーション力も重視されます。

 

・人物像

日系顧客への窓口として適切かつ柔軟な対応ができる方や、現地スタッフとのコミュニケーションに問題のない方、積極性と協調性に富み新しい物事を吸収していこうという意欲の高い方が求められています。

 

一般的な待遇

 

経験や知識・能力(資格)に左右される部分が大きくなっております。

 

・給与例

職種

月額給与

セールス

HKD20,000 ~ 30,000(歩合給が加わる場合もある)

事務系(秘書/アシスタントなど)

HKD18,000 ~ 22,000

カスタマーサービス

HKD18,000 ~ 25,000

マネージャークラス

HKD30,000 ~

金融、コンサルティング、IT専門職

HKD40,000 ~ 300,000(職種次第)

 (HKD=香港ドル 1HKD=14円 2017年4月現在)

 

・ダブルペイ

香港の古くからの慣習で年間13ヶ月分の給与が保証される制度です。支給時期は年末から旧正月前までです。ダブルペイ支給がある場合は、雇用契約書に、算定期間と支給日、そして支給額を明記されています。

また、日本で一般的な『ボーナス』は、香港では会社の業績により支給されるものであり、会社の利益によって変動するものととらえられています。 

但し、最近ではグローバル化の波を受け、金融、コンサルティング、IT関連企業ではダブルペイ廃止の動きが広がっております。

 

・ボーナス

会社または個人の業績により支給。上記ダブルペイ以外にも支給されている企業が大半となっている。

 

・医療保険

公的な医療保険制度はないが、企業福利厚生の一環として任意で契約している医療保険へ加入することが多いです。 加入している保険により、限度額等の内容は異なる。日系企業の場合、海外旅行傷害保険に加入するケースもあります。

 

MPF(Mandatory Provident Fund Scheme/強制積立年金制度)

MPF(強制積立年金)とは、日本の年金制度に相当するもので、老後生活費確保を目的に2000年より導入された制度です。雇用者と被雇用者がそれぞれ給与の5%を毎月積み立てます。

 

※下記サイトをご参照ください。

https://www.gov.hk/en/residents/employment/mpf/index.htm

 

 

・税金

日本のように源泉徴収制ではなく、本人による申告制となる。4月から翌年3月までの所得に対

し、年に一度、税務局から各人宛に申告用紙が送られてくる。税率は最高で17%。

 

※累進税率、他、所得税額の計算方式についての詳細は下記サイトでご参照ください。

http://www.gov.hk/en/residents/taxes/etax/services/tax_computation.htm

 

 

◆基本情報

 

国・地域名

中華人民共和国香港特別行政区

面積

1,104.4平方キロメートル ※東京都2,188平方メートル

人口

733万人(2016年) ※東京都1,363万人(2016年)

言語

中国語(一般には広東語が多い)と英語

日系企業

約1,200社

日本人居住者

約3万人

 

※香港は米ヘリテージ財団と米経済誌ウォールストリートジャーナルが発表した「2016年経済自由度指数」で22年連続トップとなる。同指数は、186カ国を対象に経済活動の自由度を①ビジネス②貿易③財政④政府支出⑤通過⑥投資⑦金融⑧不動産利権⑨汚職度⑩労働の10分野から経済の開放度を集計したもの。2位はシンガポール、3位以下はニュージーランド、スイス、オーストラリアと続き、日本は22位。

 

 

生活情報

 

・住居

世界的に有名な高額の家賃。希望に合った物件を探すのは一苦労ですが、香港の交通網は非常に整備されており、中心部から少し離れた地域で比較的安い物件を探すことができます。地元のローカル不動産や交流サイトを通じてリーズナブルな物件やルームシェア、間借りで支出を抑えることができます。

賃貸契約期間は2年間。一般的に1年目は契約固定、2年目は途中解約可となります。契約前に水周りのチェック、備え付け家具、家電の有無、修繕が必要な箇所の入念な確認が必要です。

無事に契約が決まれば、家賃(前払い分)、保証金(家賃2ヵ月分)、不動産業者利用の場合、仲介手数料(家賃0.5ヶ月分)、印紙税が必要となります。

その他、管理費(マンションの管理費)、不動産税(ガバメントレーツ: 政府が査定した年間賃料5.5%を4回に分けて支払い)、土地賃貸料(ガバメントレント: 香港返還後にできた新しい徴収。年1回、不動産税と併せて請求がくる)の諸経費があります。

契約時に家賃に含まれているかどうか注意、確認が必要です。

現地採用の場合は一般的に住宅手当が出ないケースが多いため、中心部であれば築年数の古いマンション、または中心部から離れた新しいマンションに住む方が多いです。都会の喧騒から離れた自然の豊かな離島に住み、毎日フェリー通勤する方も少なくありません。また、中心部近くに2LDK以上の物件を借りてシェアするケースもあります。

契約時には、当月の家賃と保証金として2か月分の家賃、不動産屋への手数料として家賃半月分を支払う。保証金は退室時に戻ってきます。すでに電化製品や家具が揃っている物件も多いです。家賃の目安としては、ワンルームでHKD7,000~12,000、2LDKでHKD10,000~20,000くらいとなっています。

 

・引越し

最小限の荷物だけを持参して、生活物資などは現地で揃えるという方も少なくありません。荷物を業者に頼んで送る場合、日本での引越しと同様に見積り・梱包・引取りという手順を踏みます。運送の際に荷物を航空便と船便に分けます。航空便は引取りから配達まで10日間前後要し、船便では1ヶ月前後を要します。運送の際の必要書類や運送保険への加入などの準備も必要となりますので、詳細は引越し業者にお問合せください。

 

・物価

日本に比べれば物価は低めですが、開放経済による急速な発展で、物価は急上昇しています。変化が激しいので物価指標なども目安程度にしかなりません。一方でかつての「値段は安いが品質も悪い」という状態は改善傾向にあります。

 

電化製品を例に取ると、中国製品は外国(特に日本)製品に比べれば、デザイン的に見劣りしますが、普段の使用には充分足りる機能や品質を備えています。一般に、見栄えやサービスの質にこだわらず、現地の製品やサービスを購入すれば、価格は日本の半額以下で済むものが多いです。

 

光熱費の目安は、水道代が3ヶ月~半年に1度でHKD100~HKD200と安めですが、電気代は月額HKD200から季節によってはHKD500以上かかり、安くありません。携帯電話料金は電話会社のパッケージ内容によりますが、月HKD200~HKD400が平均的。食品は街市と呼ばれる市場やスーパーなどを利用すれば安いですが、日系デパートなどで輸入物を購入すると東京以上となることも。衣服なども品質や買う場所によって価格差があります。

 

・交通

交通網は整備されており、ほとんどの場所へはMTR(地下鉄)やバスで移動可能。タクシーも日本に比べると安価、初乗り料金は地域により異なり、市街地はHKD24。香港島/九龍の移動の際などに海底トンネルを通ると通過料金がかかります。香港島/九龍間を運行するフェリーや、香港島のみを運航するトラム(路面電車)は観光客からの人気も高いですが、日常的な交通手段としても重宝されています。

 

 

 

・医療

香港の医療水準は高く、日本と同様の医療を受けることができますが、香港では医療保険への加入義務はなく、また、日本のような健康保険制度はありません。従業員の福利厚生の一環として日系、外資系、ローカル系の医療保険プランに加入するかたちとなります。パッケージ内容の違いや医療保険付与なしなど企業により様々です。

 香港IDカード保持者であれば、公立病院で、病気の症状に関係なく診察料一律HK$100で受けることができます。

 但し、診察や手術を受けるには恒常的に長時間、数ヶ月の順番待ちが必要となり、また、意思疎通は広東語もしくは英語となります。一方、私立病院は診察料など高額となりますが、予約が取れるのでスムーズに診察を受けることができ、また、日本語通訳スタッフが常駐している私立病院もあります。

 

・教育 

香港は日本人幼稚園、小学校、中学校までありますが、日本人高校が無いため、中学校卒業後は日本に帰国する、あるいはインターナショナル校を選択されるケースが多いです。学費は年々上昇していますが、日本人小学校の場合、HKD3,800/月の学費となります。中学校はHKD4,500/月ですが、進学塾に通う生徒も多く、追加で費用がかかる可能性があります。インターナショナル校の場合、第三言語を学ぶ機会も設けられますが、教員が海外からの派遣となるので学費が最低でも小学校~中学校ではHKD11,000、高校はHKD12,000となります(学費に加え教科書や課外活動、PCの費用など追加されます)。インターナショナル校では将来日本の大学を目指される生徒は日本語を専攻し、帰国子女枠として日本の大学へ入学する、あるいはその他言語を学び海外の大学を目指される生徒も少なくありません(オーストラリアやカナダ)。 

 

下記ご参照下さい。

http://www.jis.edu.hk/index3.html (日本人学校情報) 

http://www.delia.edu.hk/tuition-fees-DSCE.aspx (インター校情報) 

http://www.dbis.edu.hk/401/admissions/fees  (インター校情報) 

 

・気候

香港は亜熱帯気候で高温多湿です。年間を通して温暖な気候ですが、一応四季があります。

 

【春】3月~4月、肌寒い日もありますが、だんだん暖かくなっていきます。4月には25℃以上と気温が上がり、夏の到来を感じます。

 

【夏】5月~10月、平均気温30℃前半。雨が多くなり、湿度も高く90%以上になることもあります。8月~10月は台風,、暴風雨の多い時期となり、台風はシグナル8以上(台風警報はシグナル1、3、8、9、10の5段階)、暴風雨警報ブラックレイン以上(暴風雨警報は黄イエロー、紅レッド、黒ブラックレインの3段階)が発令されると、公共交通機関、お店、学校および企業はクローズとなります。ただし、雇用条例には規定はなく、法的拘束力はありませんが、労働局(Labour Department)発行のガイドラインに従うことが推奨されています。

 

【秋】11月~12月、11月中旬ぐらいまで夏らしい陽気が続きますが、気温、湿度共に、徐々に低くなっていき、過ごしやすい気候になります。

 

【冬】1月~2月、平均気温は18℃前後ですが、10℃前後になる日もあります。室内に暖房設備がないため、体感温度は日本より寒く感じます。

 

・食事、食文化

香港では各地域の中華料理(広東料理、北京料理、潮州料理、四川料理)を味わうことができ、特に広東料理が有名です。他にもインド料理、タイ料理、イタリア料理、フランス料理、韓国料理など世界各国の料理が堪能できます。日本料理店も多数あり、高級日本料理からリーズナブルなものまで幅広くあります。日系のスーパーもあるため、やや割高ではありますが日本の食材を購入することができます。

 

※現地採用の生活費例

項目

費用

収入

22,000香港ドル

MPH(強制退職金積立制度)

1,100香港ドル

住居費

8,500香港ドル

光熱費

400香港ドル

食費

3,500香港ドル

交通費

600香港ドル

交際費

3,000香港ドル

雑費

2,400香港ドル

2,500香港ドル

 

 

 

 

 

就労許可証(Employment Pass

 

香港では、勤務経験3年未満の方が新規で就労ビザを取得するのは難しいと一般的に言われています。香港政府は香港の経済発展と居民の就労機会確保を優先的に考えていることもあり、「香港人では代替できないポジション→日本人である必然性のあるポジション」という前提が必要になります。そのため、就労ビザ(Employment Visa)申請時には語学力や職務経歴以外にも、「なぜこのポジションに日本人を採用する必要があるのか」や「日本人を採用することによって企業にもたらされるメリット」等を強調する必要があります。新規で就労ビザを取得する場合は、ほとんど費用も含めて会社がサポートします。申請期間は通常4~6週間程度。会社によっては就労ビザ保有者を優遇することもあるため、会社によるビザサポートがあるか事前の確認が必要です。その他、就労ビザを取得した外国人の扶養家族や香港人を配偶者に持つ外国人が取得できる家族ビザ (Dependent Visa) があれば合法的に就労できます。また、7年以上合法的に香港に居住すると永住権の申請ができますが、無事に永住資格を取得すればスポンサーは必要なく就労が可能です。

 

香港:就労可能なビザ

労働査証
Employment Visa

香港で就労する外国人が取得するビザ。保証人(Sponsor)となる法人が雇用主となり、申請します。

永久性居住権
ROA=Right Of Abode

香港に継続して7年間居住すると、永久性居住権を申請できる。そのためには7年間居住したあとで、まずアンコンディショナル・ステイタス(UCSUnconditional Statusを申請しておく必要があります。

 

 

その他投資査証(Investment Visa)、研修査証(Training Visa)、配偶者査証(Dependent Visa)などで就労が可能になります。

 

香港:就労不可能なビザ  

 

留学のための学生査証(Student Visa)と3ヶ月まで滞在できる観光査証(Visitor Visa)保持者は就労が認められません。アルバイトも違法行為です。   

 

※ビザ申請については、下記ページをご参照ください。(在香港日本国総領事館HP)

http://www.hk.emb-japan.go.jp/jp/visa.html 

 

◆香港の魅力

 

  1. 世界の金融センター、アジアのハブ

世界経済、そして、成長によりますます注目が高まるアジア経済において、香港の都市としての役割の1つは、金融センターです。香港島側のセントラル周辺には、名だたる金融系のオフィスが集まり、また、九龍側には外資系金融企業が集まります。更に、アジアのハブとして、中国だけでなく、香港国際空港から飛行機で5時間圏内でアジアのほぼ全域へのリーチをカバーしています。

  1. 中国へのゲートウェイ

香港は中国市場に打って出ようとする企業へのゲートウェイの役割を持ち、多くの企業が香港から、中国華南地区へのマーケットエントリーを果たしています。

  1. アジア各国につながる多国籍な人脈形成の場

コンパクトな街ゆえに、多くの人が集まりやすく、ネットワーキングの機会に恵まれていることです。毎日のように各業界のネットワーキングイベントがあり、香港人だけでなく、アジアで事業をしようとする人たちが多く集まり、人の出入りが多いため、多国籍な環境がどこのコミュニティでも自然と形成され、新しく香港に集まる人に対しても非常にオープンな印象を受けます。

  1. 治安の良さ

香港は比較的(というかかなり)治安が良いと評判です。たしかに、夜中にふらふら歩いていてもそこまで危険な感じはしません。基本的に、人がいる所を選んで歩いていれば、深刻な犯罪に巻き込まれる確率はかなり低いと言っても過言ではありません。

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